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税理士ヨシダの会社探訪

当法人のお客様である、地元企業を代表税理士が訪問します!

税理士ヨシダの会社探訪

地元の活気ある企業を代表税理士の吉田が訪問する特別企画です。

今回お邪魔した諏訪田製作所様は、当事務所の初期からのお客様であり、共に成長を歩んでまいりました。現在では年商3億円を優に超える有名メーカーとなりましたが、継続して支援させていただいております。

第1回 株式会社諏訪田製作所 様

越後平野を見渡すカフェを併設

海外でも愛される高級つめ切りメーカー

三条市高安寺に本社を構える株式会社諏訪田製作所様。1926年に大工道具の「喰い切り」の製造を行う鍛冶屋として創業し、1974年に法人化。現在は世界中のプロのネイリストに愛されるニッパー型のつめ切りを主軸に、手仕事にこだわった製品づくりを行っています。

L&Bヨシダ税理士法人では、30年以上前から税務業務のサポートや財務のアドバイスをしてきました。諏訪田製作所様のこれまでの歩みや、L&Bヨシダ税理士法人の役割についてを、代表取締役の小林知行様に伺いました。

小林社長をモデルにした作品。
廃材を使用している

株式会社諏訪田製作所
代表取締役・小林知行様

1963年生まれ、新潟県三条市出身。1987年明治大学商学部卒業後、地元の商社勤務。1997年に父の跡を継ぎ代表取締役就任。外国語は英語、イタリア語、ドイツ語を話す。工場環境の改善、オープンファクトリーの実施など、経営者として多岐にわたり手腕を振るう。新商品の開発や、国内外の展示会への出展なども積極的に取り組んでいる。

小林様、今日はよろしくお願い致します。創業されたのが今から95年前の1926年とのことですが、どのようにして看板商品であるつめ切りが生まれたのか教えて頂けますか?

元々、私の祖父である小林祝三郎が、1923年の関東大震災後の住宅復興需要に合わせて大工道具の「喰い切り」を製造したのが始まりです。喰い切りとは釘の頭を切るのに使う道具で、ぐっと喰い込むことで厚いものや硬いものを切ることができます。

その後、戦争の時代になると戦争に必要な道具作りを行っていましたが、終戦と共にその需要はなくなってしまいます。そこで、それまで培ってきた鍛冶屋の技で作れるものはないかと創業者は考え、喰い切りを小さくして手の平にのる大きさにしたつめ切りを生み出しました。

喰い切りのような強さは不要になり、その代わりに薄い刃にしてカーブを付けて…という開発が進められていきました。

クラフトマンシップを非常に大切にされていますが、製品づくりのこだわりや差別化していることを教えて頂けますか?

当社の技術は鍛冶屋の仕事がルーツにあり、職人が持っている知恵やものづくりの姿勢を大事にしています。それをクラフトマンシップと評価頂けるのはうれしいことです。ただ、元々この三条地域では、みんなが持っていたものだったんですよ。

しかし、時代の流れと共に、機械化を進めたり製造拠点を海外に移したりして、手仕事を手放していったんです。

なので、私たちが差別化をしたわけではなく、周りが変化をしていったことで、私たちは差別化されていったんです。

実際、この差別化が価値と認識されるまでは“遅れた産業”でした。

創業時は三条の街なかで鍛冶屋をやっていた創業者は、高度経済成長期に現在の場所へと移転しましたが、街から離れていたため情報も入ってこない。同業者が時代に合ったうまいやり方を取り入れていく中、取り残されていったんです。

そんな時代を経て、今のものづくりの姿があるのですね。ロンドンにも拠点を構えておられますが、どのような経緯がありますか?

当社のつめ切りの価格を考えると可処分所得が高い地域で販売をしていく必要があり、ヨーロッパでの営業活動はロンドンに支店を構える前から力を入れていました。ロンドン支店を構えたのは78年ほど前で、EU域内ではどの国で売っても付加価値税が掛からないというメリットがあります。当時ロンドンが企業誘致に力を入れていて、法人税の軽減も大きかったことからロンドンに拠点を置くことに決めました。

ただ、ブレグジット(Brexit、イギリスのEU離脱)があり、イギリス撤退を決めている日本企業もあります。私たちも今後どうなるかは分かりません。

また、まだ拠点を構える段階ではありませんが、近年はアメリカでの引き合いも増えています。

つめ切り以外にもカトラリーやアクセサリーなど、さまざまな製品を開発されています。新しい商品作りで大事にしている考え方を教えて頂けますか?

そもそもうちで持っている技術というのが限られており、職人のノウハウが詰まった仕事で良いものを作ろうという考えでやっています。量産ができないので、少量生産で。価格は高いけれど良品を作ることにこだわっています。

例えば私たちが作っているカトラリーは、ナイフ・フォーク・レストのセットで3万円します。カトラリーはプレスで大量生産されるのが一般的ですが、鍛冶屋の技術を持つ私たちは一つ一つ鍛造で作りますので、少量しか作ることができません。

ご自宅用に購入される方もいらっしゃいますが、ミシュランで星付きのレストランさんや旅館さんから、20ペアや100ペアなどのまとまった数でご依頼を頂いています。

ナイフ・フォーク・レストのセットで3万円はすごいですね。でも、それだけの技術と時間がそこに掛けられているからですよね。自由に工場見学ができる「オープンファクトリー」をいち早く始められたのも諏訪田製作所さんの特徴ですが、始めた経緯を教えて頂けますか?

オープンファクトリーは2011年に始めました。それ以前から「工場見学をさせて欲しい」というご要望があったんですが、徐々にその依頼が増えていき、ご案内をすることが難儀になっていったんです。そこで、工場内にガラス窓の付いた仕切りを設けて、作業をする場所と通路を分けることにしたんですよ。それにより、見学予約をすることなく、誰もが自由に入って安全に見学ができるようになりました。

例えばビール工場などの見学では、瓶詰めの工程などの一部しか見せられなかったりしますが、私たちはほとんど全ての仕事をここでお見せしています。相手先ブランドがあるOEM(※1)の工場ではそのようなことはできませんが、私たちはOEMはやっておらず、他社ブランドと一緒に製品を作る時には、SUWADAの名前も入れたWネームでやっています。

(※1)OEM:自社で製造した製品を自社ではなく他社のブランドで販売する製造業者のこと。'Original' 'Equipment' 'Manufacturere' の頭文字から成る。

これまでの歴史をお聞かせ頂きありがとうございました。「喰い切り」の製造をルーツに持ち、現在も鍛冶職人の技を基軸にしながら、国内のみならず欧米でも支持されるつめ切りのブランドを育て上げられたのですね。ところで当社とのお付き合いは30年以上前からと聞いています。当時のことを小林さんはご存じですか?

元々はさらに前の、創業者である私の祖父の時代からのお付き合いだったと聞いています。元々祖父は1人でやっていましたし、その時代は税務などはきちんとしていなかったと思います。リヤカーを引いて店に製品を売りに行き、現金をもらったらそのお金で飲んで帰って、家に着いたら1円も残っていなかった…みたいな。落語の与太郎のような世界だったと思いますよ(笑)。

私の父親の代になって法人成りをして、その頃から仕分けや帳面付けをきちんとしたものにするために、御社の創業者である吉田先生に依頼をするようになったんです。当時は伝票だけ書いて毎月1カ月分を渡して、その後にざっくりとした財務分析をして頂いていたようです。データではなく原票でやり取りを行い、カーボン紙で複写を取っていた時代ですね。

当社とのやり取りで印象に残っているエピソードはありますか?

私は30歳で家業に入ったんですが、当時会社はかなり危機的な状況だったんですよ。その時も1カ月分の原票をまとめて提出して、その後に残高試算表を送ってもらうわけですが、最新の情報ではないので適切な経営判断が難しかったんです。さらに、私たちがきちんとやらなければいけない棚卸もいい加減だったので、大昔に仕入れた材料が倉庫から見つかったり。材料の回転率も考えられていませんでした。

亡くなった吉田先生が当時よくうちにお茶を飲みに来てくださったんですが、ある時「うち、潰れるんじゃないですか?」と質問したんです。すると、「そんなことない、そんなことない。大丈夫ですよ」と励ましてくださって。「借り入れも増えていっていますし、本当に大丈夫でしょうか?」とさらに聞くと、「全然平気ですよ!いろんな企業を見ていますが、あなたたちのところはまだ大丈夫です。一発当てれば大丈夫!」と答えてくださいました。

その言葉は大きな救いになりましたね。私たち経営者は「これでいいのかな?」と、不安になりがちですから。気持ちが沈んでいる時に、何百社も見て来た先生からの「大丈夫」はとても大きな力になりました。

今は二代目の吉田敏由紀先生にお世話になっていますが、税務調査で突っ込まれることもなく、つつがなく対応できるようになっています。財務上の良い点・悪い点がよく分かりますし、棚卸についても長年ご指導を頂いたことで、「棚卸資産を分からないまま繰り越さない」というのを徹底できるようになりました。そのため、税務調査で棚卸資産について指摘を受けることもありません。

ありがとうございます。次に、2020年に完成したこの素敵な新社屋についての解説をお願いします。

この新しい社屋は山と一体化するように建っていて、1階がオープンファクトリー、2階がショップやオフィス、社員食堂・カフェになっています。

社員食堂を作った理由として、うちの仕事が労働集約的な職人仕事というのが背景にあります。大体10年くらい経験して一人前になるような世界ですから、従業員には長く働いてもらいたいんですね。それで、飽きずに続けられるよう、朝起きた時に会社に行くことが楽しみになるようなことを会社として何か提供できないかと考えたんです。この食堂は会社の中で一番眺めがいい場所にあって、越後平野を一望できます。遠くには佐渡島まで見えるんですよ。

それに一般の方にも開放していますので、従業員とお客様がここでクロスするんです。それも従業員にとっていい影響を与えると思っています。

それから新社屋内にはフィットネスルームもあって、みんなよく走っていますね。

旧社屋の一部は卓球場やオーディオルームにしていて、ギターが好きな従業員が大音量で演奏しています。裏が山なので熊よけにも役立っていると思いますよ(笑)。

三条市と連携して2022年の春には旧社屋に三条市の保育園が開園することになっています。今うちの従業員は60人いて、若い女性も増えているところですが、ノウハウを身に付けた従業員が出産後に辞めてしまうのは大きな損失になります。会社の敷地内に保育園を誘致することで、そのような近い未来のロスを防ぎたいんです。吉田先生からも、ロスをなくすことの重要性をいつも教えて頂いていますし。働く人の環境が良くなることで、うちで働きたいという人も増えますから、採用コストの削減にもつながるでしょう。

そのような、既存の勘定科目にはない部分の効果やロスを微分で見ていくことが大事だと思っています。

最後に、当社L&Bヨシダ税理士法人に期待することを教えて頂けますか?

私たちはなかなか他社がやらないようなことをやっていて、不安の中で一歩ずつ踏み出しています。事例がない分野なので難しいかもしれませんが、そのあたりのアドバイスを頂けるとうれしいですね。

小林様、ありがとうございました。

あと数年で創業100年を迎える諏訪田製作所様のこれまでの歩みや、経営についてを詳しくお聞かせ頂きました。昨年に新社屋が完成し新しいフェイズに入った諏訪田製作所様。今後のさらなる企業価値向上の一助となれるように私たちも精進して参ります。

今回ご紹介させて頂いたお客様

株式会社諏訪田製作所 様

https://www.suwada.co.jp/

 

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